こんにちは。今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
本を買ってあげたり、習い事を始めたり、いろいろな場所へ連れて行ったり…。子どもが小さい頃は、「喜んでくれたらいいな」「楽しんでくれたらいいな」。そんな思いで教育にお金をかけていたように思います。
でも、成長するにつれて、教育にかけるお金の意味は少しずつ変わっていきます。純粋に子どもが楽しめればいいというより
子どものやりたいことや、挑戦したい気持ちはできる限り応援してあげたい。
でも、現実には家計との兼ね合いもあって。
将来の選択肢を広げるために、何が必要なのだろう?
いったいどこまでなら、応援してあげられるだろう?
と悩んでしまうのは、親なら誰しも経験することではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーとして、多くのご家庭の教育費について相談を受けてきました。そして今年、私自身が受験生の母となり、教育費は単なる金額や数字だけでは語れないものだということ、親の願いや葛藤が詰まったものなのだと改めて実感しています。
今回は、現在進行形で受験生の母をやっているからこそのリアルな体験も交えながら、教育費との向き合い方について、お話ししていきます。
現役受験生の母になって実感した教育費のリアル

「高校受験って、こんなにお金がかかるんだ…。」
これは、ファイナンシャルプランナーとしてではなく、現役受験生の母として、私が最近何度も感じていることです。
塾代、模試代、受験料。遠くの塾に通ったり模試会場に行くにも交通費がかかります。
「これで終わりかな?」と思ったら、夏期講習、教材費、学校説明会…。
お財布からお金が出ていくスピードに、驚いてしまいます。
FPとして教育費の相談を受ける立場であり、何度も何度も話もしたし、リアル体験談も聞いてきたのですが、実際に自分がその立場になってみて、
「あぁ、お母さんたちが言っていたのはこういうことか」と、改めて実感しています。
思っていたよりずっと、受験生の親は落ち着かない
最近、息子が志望校について真剣に悩む姿を見ていると、私自身も一緒に悩んだり、喜んだり、思っていた以上にせわしない落ち着かない毎日です。
模試の結果に落ち込んだり、夢が叶えられそうな素敵な学校を見つけ一緒に喜んだり。逆も然りで、ワクワクしながらいった学校説明会で、思うような情報が得られず落ち込んだり・・・。
受験をするのは子どもですが、親もまた、見えないプレッシャーの中で毎日を過ごしています。そしてそのプレッシャーを子どもには見せられない、そんなことがさらにプレッシャーにもなって・・・。
だからこそ、せめてお金の不安だけは少しでも軽くできるように、家計を整え、必要な時に迷わず応援できる準備をしておくことが大切なのです。
教育費は「聖域」になりやすい。その理由は?

家計には、食費や住居費、通信費、保険料など、さまざまな支出があります。その中でも、教育費は他の支出とは少し性質が違うお金です。
食費や通信費、保険料などは、「少し見直せるところはないかな」と考えることができます。外食を減らしたり、スマホのプランを変更したり、保険の内容を確認したりと、家計の状況に合わせて調整する選択肢があります。
でも、教育費となるとそう簡単には割り切れません。
教育費は、子どもの選択肢を増やすための支出です。
「いろんな経験をさせてあげたい」
「この学校に挑戦させてあげたい」
「子どもの可能性を広げてあげたい」
親なら、そう思うのは自然なこと。だからといって、教育費にかけられるお金は無限ではありません。子どものために使いたい気持ちがあっても、ないものはない。
じゃあ、仕方がないから諦めるのか?
という単純な話にならないのが教育費の難しいところです。
長い目で見たら「かけるべきところには、しっかりお金を使う」という考え方も必要なのが教育費、だからこそ、家計の中で他とは違う支出、子どものためならと無理をしてしまうことを止められない、「聖域」になりやすいのです。
教育費は、親の想いだけでも、金額だけでも決められないものだからこそ「何を一番大切にしたいのか」を考えながら、準備していくことが大切です。
教育費は「一度準備したら終わり」ではない

教育費についてはある程度準備してきた。それでも、「もう少し余裕を持って貯めておけばよかったかな」と思う瞬間はあります。なぜなら、子どものやりたいことも、進む道も、親が想像していた通りになるとは限らないからです。
小さい頃に考えていた将来の姿と、実際に成長した今の希望が変わることはたくさんあります。ですが、たとえ当初立てた計画や予想した状況にならなかったとしても
「今は家計が厳しいから、高校受験はあと1年待って」
は通用しません。何より、「夢を叶えるためにこの学校を受けたい」「合格するために、この塾で勉強を頑張りたい」
そんな前向きな目標に向かって、頑張ろうとしているわが子の気持ちを思ったら・・・。お金を理由にあきらめさせたくない。そう思うのは、親として自然なことではないでしょうか。
教育費を考える上で大切なのは、最初から完璧な計画を立てることではありません。子どもの成長や環境の変化に合わせて、その時々で家計を見直し、できることを考えていく。
教育費は「準備したら終わり」ではなく、親子で一緒に考え続けていくものなのだと思います。
「もう遅い」はない。今からできる教育費の備え

「今まで何もやってこなかったし、今さら…」
「高校受験まで時間もないし…」
受験生の親になると、そんな弱気な心の声が、むくむく大きくなることがあります(わが家の場合、はお金云々よりも、本人の成績が😂、なとこがありまして、もう全部諦めちゃったら楽なのになー!と思ったりもします)。
でも、たとえ受験まで時間が限られていたとしても、できることはあります(今、自分で自分にいってます笑)。そして特にお金に関しては「もう遅い」と諦める前に、見直せるところが案外あるものなのです。
・毎月当たり前のように払っている固定費に、見直せるものはないか
・必要以上に加入している保険はないか
・教育費以外の支出で、優先順位を下げられるものはないか
・利用できる助成制度や奨学金制度を知らないままになっていないか
そんな風に家計を見直すことで、今まで気づかなかった「使えるお金」が生まれることがあります。もちろん、受験直前から大きく状況を変えることは簡単ではありません。
でも、困ったことがあった時、「今さら」と諦めるのではなく「今から」を意識して行動する。受験でお金がないから貧乏になっちゃうわー、とネガティブになるのではなく、これを機会に家計の見直ししちゃうぞ!と前向きに捉える、そんな姿を、子どもに見せることも立派な教育です。
きっと、そんな大人が見せる小さな行動の積み重ねが、受験に限らず、子どもの未来を応援する力になるのだと思います。
教育費は「家族で考える未来への投資」

教育費は、教育費は家族で考える未来への投資です。ただ我慢して節約するだけでは乗り切れません。一番良くないのは「子どもにお金の心配をさせたくない」と親だけで悩み続けることです。
あまりあるほどの資金があるならともかく、人生100年時代・令和の教育費については、親だけが考えて決めるのではなく、子どもと一緒に話をすることが必要不可欠です。
これからやりたいこと、そのために必要なお金、今できることについて家族で話し合う「家計会議」は、子どもにとっても大切なお金の学びになります。「自分にとって、わが家にとって、大切なものは何か」を家族皆で考えて共有しておくことには大きな意味があります。
ただ親の言われるままになるのではなく、子ども自身で、限られたお金をどう使って目標をかなえるか、それを考えるという経験は、将来自分のお金と向き合う力にもつながっていきます。
未来のことは、どれだけ準備したところで、誰にも正確には分かりません。でも、家族で話し合い、準備し、その時々でできることを考え行動し続けていけば、選択肢を広げることはできる。受験生の母としても、ファイナンシャルプランナーとしても、今まさにそれを実感しています。
「大丈夫、心配事の9割は起こらない!」
一つ前の記事でも紹介しましたが、この言葉は私の心のお守りです。不安な気持ちが大きくなってきた時は、心の中で唱えてみてください。
まだ起きていないことに心を奪われるのではなく、一度しかない「親子の今」を思いっきり楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。

